テキスタイル作りからの創作藍染服

素材作り

Sutudio Sunaの素材づくり

バリ島は吉田はつみの創作心を掻き立てるたくさんの素材の宝庫です。バナナの木の皮、
魚の鱗、タピオカの粉、ジャワ島の山中で採取した金の繭などの自然の産物。
イスの中で長いあいだ埋まっていた再生スポンジやサランラップ、海岸で拾った
ビニールシートや朝市の買い物袋などの身近な人工素材。
それらを融合させることで今までに出会ったことのない新たな作品が誕生しました。

 

藍の「青」にこだわって・・・

バリ島の自然の中で360度ゆっくりと回れば、青、緑、白、黄色、茶色、オレンジ、紫、ピンク、
その他たくさんの色が目に飛び込んできます。
でも、100回まわるつもりでできるだけ早くまわり始めると、「青」だけしか見えなくなります。
それは、空、海、空気の色が他の色より強いせいだと吉田はつみは感じています。
バリ島の透き通った空、海、空気の「青」にこだわって、藍を活用した染色を続けています。

Studio Sunaのオリジナルテキスタイル

JELLY FISH:ジェリーフィッシュSUTRA KEPOMPONG:スートラ・クーポンポン
蚊帳用の薄いコットンの繊細な風合いを残したまま糊付けとミシンステッチで素材を強化したStudio Suna 基本テキスタイルJELLY FISHに金色の山繭や細かく刻んだラフィア(やし科の葉)、バナナファイバー、サランラップ、西陣の金・銀糸などを散りばめました

 

TIKAR:ティカール

粗い裂き織りを仕上げた後、他のさまざまな素材(布帛やニット)とミシンステッチで縫い合わせました

MOSAIC:モザイク


バリ島で集めたさまざまな素材を2種類の布の中にサンドイッチ状に封じ込め、 ミシンステッチを施し、最後に2枚のうちの1枚の布のみに鋏をいれて中の素材をもういちど引き出したユニークなマテリアル

 

KEBAYA:クバヤ


100%ミシンステッチのみで誕生したレース状のテキスタイル

KOTAK-KOTAK:コタコタSEGITIGA:スギティガ
布の上にタテヨコに載せた異素材をステッチで縫い止めました。ラフィアが磨耗して切れてフェザー状態になるなど、着込んでいくうちに素材の特性が現れていくのを楽しんで頂けます。不織布、和紙、シルク、麻、綿をすべて三角形に切り、ステッチでつなぎ合わせてネット状に仕上げたStudio Suna 基本テキスタイル

 

DALMATIAN:ダルメシアンPASAR PAGI:パサールパギー
犬のダルメシアンのようなまだらな再生スポンジをスギティガと同じ技法を用い、ステッチでつなぎ合わせてネット状に仕上げた素材。藍の吸収が難しい人工素材であるスポンジを利用することにより、計算できない不思議な色合いを楽しむことが出来ます。バリ島の朝市のビニール製の買い物袋は驚くほど薄い。その薄さに注目しそれを手で裂きオーストリッチの羽根に見立てました。スギティガと同じ技法を用いて仕上げました。

 

BUTTON:ボタン


それぞれの作品に合わせて、そのつどボタンもオリジナルで製作しています